「死者の奢り・飼育」
大江健三郎著(1959年9月、新潮社、新潮文庫)
説明するまでもなく、ノーベル文学賞作家である。このため、詳細な説明は省略するが、本書に収められている作品は、主に戦後の混乱期を題材としている。
読み終わって感じたのは、同時代について描いた最近の映画などと違い、暗い背景に基づいて始まったストーリーが、暗いままで終わっていることである。
最近の映画などでは、
「夢や希望を持って苦難を乗り越え、ハッピーエンド」
という作品が多い。本著は50年以上前の作品だが、最近の作品の視点とは違うことから、逆に新鮮さを覚える。
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